こんにちは。ヒデです。
2019年8月末にドイツに行った際に、フランクフルト空港からライン川を観光船で下りケルンに行きましたので、レポートしたいと思います。
今回はライン川観光船に乗船したレポートをさせていただきます。
Part 1 ~フランクフルト空港からリューデスハイムへのルート~
Part 2 ~KDライン観光船のおススメの乗船区間、DB Navigatorの使い方~
もくじ
KDライン観光船乗船 ザンクト・ゴアルスハウゼンで下船し、ケルンまで鉄道で移動
リューデスハイムから乗船
リューデスハイムで乗船までのルートなどはこちらを参考にしてください。
デカいスーツケースを乗り場の窓口で預かってもらっていたので、14時前に乗り場に戻りました。
その時にはすでに多くの乗客が乗り場に集まってきていました。
14:15発の観光船は14:10頃から乗船が始まりました。
日本と違い、1列に並ぶわけではなく、扇状に人が乗り込んでいきます。
日本からのツアー客も多く見られました。
船内にスーツケースを置く場所はあるものの、放置状態
今回、私はフランクフルト空港から直接来たので、デカいスーツケースを持っています。
乗船してすぐに、置いておく場所はないかと船員に尋ねたところ、乗船したところから階段を1階降りた右側と指示されました。
「あ、預かってくれるんや。」と思い、デカいスーツケースを持って階段をおりましたが、どこにもそれらしいところはありません。
しばらく、どこに置けばいいのか迷っていると、船員が下りてきてくれ、「ここに置いて。」と指さされたところは、通行の邪魔にならないような廊下の一角でした。
確かに、その前には船員が待機するような部屋はあるものの、誰かが持ち去ろうとしたら容易に持ち去れるでしょう。
まあ、貴重品は入れていなかったので、そこに置く(放置)ことにしました。
ドイツとはいえ、ここはヨーロッパ、かなり不安でした。
デッキに上がると、これ以上ない自由席
乗船した階はレストランでした。
ツアーの添乗員さんが「今日は注文しなくてもレストランの座席を自由に使ってもいいようですよ。」と日本語で言っているのが聞こえていたものの、せっかくだから屋外のデッキに上がりました。
デッキに上がると、船べりにいくつかテーブル席はあるものの、そこはすでにいっぱいでした。
他には固定されたいすはなく、広いスペースが広がっていました。
デッキの真ん中には大量のいすが積み上げられており、どうやらそれを自由に持って空いているところに座ればいいみたいです。
なんと自由な…。(笑)
日陰になっている北側にいすを置いて座るが、船はUターンする
デッキの中央には屋根があり、その日陰になっている北側の船べりに、スペースを発見しました。
その横に座っているご夫婦からは日本語が聞こえます。
いすを持っていき、「ここは空いていますか?」と日本語で聞くと、日本語で「どうぞ」と言われました。
海外に来ると、久しぶりの日本語での会話にホッとしますよね。やはり日本語っていいですね。(^^♪
このご夫婦は60代のご夫婦で、東京からドイツに旅行中だということで、色々な話をしてくださいました。
ドイツに到着したばかりの私には、非常に貴重な話をいくつも聞かせていただきました。
さて、船が動き出すと、まさかのUターンをするではありませんか。
せっかく日陰に陣取ったと思っていましたが、動き出すと逆にめちゃ日なたになってしまいました。
(私が乗った船は14:15発のもので、リューデスハイムが始発だったため、川を上ってきた船が逆向きに停泊していたのかもしれません。マインツからくる船であれば、最初から進行方向に向いていたのかもしれません…)
テーブル席以外で一番いい場所は、船の中央でしょうか
あまりに暑かったので、そのご夫婦とともにデッキの中央にいすを持って移動しました。
デッキの中央は屋根のおかげで、いつも日陰になっています。
もちろん、川岸の風景は十分に見えます。
しかも、目的の古城は両側の川岸に見えるので、片側の船べりに陣取ることはそれほど得策ではないような気がします。
強いて言うなら、進行方向の左岸の方が古城が多く見えるので、左側に座るのはいいかもしれません。
でも、私のおすすめはデッキの中央辺りに座り、古城が近づいてくるたびに船べりに移動して写真を撮るのが良いかと…。
ちなみに、デッキはそれほど混雑していませんでしたので、古城の写真を撮るための移動は全く余裕でした。
売っているガイドブックはあまりおススメしません…
リューデスハイムの窓口で下のガイドブックを購入しましたが、個人的にはあまりおススメしません。
その理由は、中身はごちゃごちゃしており、あまり情報がないような…。(個人的な印象ですが)
同じ形の多国語のものも販売されているので、やはり海外のものを翻訳したものなのでしょうか。
正直、あまり日本人うけは良くない感じがします。
また、中は帯状ものが折りたたまれており、扱いにくいのも私にとってはマイナスポイントでした。
正直、日本から持参した「まっぷるドイツ」のほうがわかりやすいかも…。
船が動き出すと5~10分おきに古城が見えます。午後便では、多くの写真が暗くなる…。午前便がおススメ!
左右にたくさんの古城をみることができたので、ここからは写真を一挙にお見せしますね。
まず出発して約20分で向かって右側に『エーレンフェルス城』が見え、左側に昔、通行税をとるための関所だったと言われている『ネズミの塔』が見えてきます。

エーレンフェルス城

ネズミの塔
出発の約25分後には左前方からこのライン川の古城の中でも人気No1といわれる『ラインシュタイン城』が見えてきます。

ラインシュタイン城

ラインシュタイン城
出発後約30分で左手にライン川沿いの古城の中で最も古いといわれる広大な『ライヒェンシュタイン城』が見えます。

ライヒェンシュタイン城
その続きで左手の山の中腹に現在は博物館になっている『ゾーンエック城』が見えます。

ゾーンエック城
続いて出発から約45分後に同じく左手に『ハイムブルグ城』が見えます。

ハイムブルグ城
また続けざまに左手中腹に『フェルステンベルク城』を見ることができます。

フェルステンベルク城
続いて出発後約70分で左手に今はユースホステルとして利用されている『シュタールエック城』が見えます。少しだけ見えるカラフルなパラソルはちょっと景観を損ねていると思ってしまうのは私だけしょうか…。

シュタールエック城
バッハラッハの乗り場からもこの『シュタールエック城』が後方に見えます。

シュタールエック城
出発から約75分後には、同じく左手の中州には通行税をとるための税関として建てられた、白くてきれいな『プファルツ城』を、右手上方には“HOTEL”と書かれた壁の上に建つ『グーテンフェルス城』をみることができます。今はその壁の文字通りホテルになっています。

プファルツ城

グーテンフェルス城
続いて出発後約85分後には右手に巨大な崖、これがローレライです。私から見ると、ただの崖ですが…。
ドイツ人の乗客でしょうか、このローレライが近づくとなにやらみんなで歌を歌っていました。おそらくローレライに関する歌なんでしょう。

ローレライ
出発から約100分で右手上方に『ねこ城』が見えます。私はとがった三角屋根が二つあるのが猫っぽいのかと思っていましたが、城を建てた人の名前の中にドイツ語で猫の意味の言葉が入っているからというのが最も有力らしいですね。

ねこ城
出発から約105分で左手前方に『ラインフェルス城』が見えてきます。こちらも城の一部がホテルとして営業しているようです。その下にはザンクト・ゴアールの乗り場が見えています。

ラインフェルス城
この後、船はザンクト・ゴアールに停船し、続いて対岸のザンクト・ゴアルスハウゼンに到着し、私の船旅も終了しました。
どうしても、午後の便では左側から日光があたり、左岸の古城の写真が逆光のため暗くなってしまいます。
左岸に多くの古城があるので、きれいな写真を多くとりたい方は、午前中の乗船をおすすめします。
しかし、5~10分間隔で古城が見れるので、写真を撮るのに忙しかったです。
ザンクト・ゴアルスハウゼンから電車でケルンへの移動中も周りには古城があります
ザンクト・ゴアルスハウゼンで船を下りた後、5分ほど歩くと鉄道の駅に到着します。
そこからケルンまでは在来線でコブレンツ中央駅まで行き、IC(快速?)に乗り換えてケルンまで行きました。
コブレンツ中央駅への列車は、到着するホームと逆側のホームに入ってきます。
切符を購入したあと、高架下の通路を通り、逆側のホームに移動する必要がありますのでご注意下さい。
列車に乗っていると、後ろに座っていたドイツ人の女性が話しかけてきて、「あれ見なくていいの?」と窓の外を指さしてきます。
窓の外を見ると、またお城…。慌てて写真を撮りました。

マルクスブルグ城
そりゃそうですね。この鉄道も、ライン川沿いを走っているんでした。
その後もいくつか指をさしてくれましたが、カメラでとらえきれませんでした。
やはり鉄道で古城を見るには、スピードが速すぎて難しいと感じました。
やはり観光船がいいですね!
アプリ『DB Navigator』が非常に使いやすく、詳しく書いてあるおかげで、コブレンツ中央駅での乗り換えもスムーズにできました。
※アプリ『DB Navigator』の使い方は前回の記事に詳しく書いていますので参考にしてください。
このアプリは優れもので、乗り換えのICのところには何やら人が多そうなイラストがあったのですが、やはり実際、混んでました。
満席のため、ケルンまでの約50分は立ったままの移動になりましたが、無事到着しました。
いかがでしたか?フランクフルト空港を出てケルンまでの旅。時間がある方はぜひ行ってみてくださいね!
では、みなさん、今日も元気にお過ごしください!