こんにちは。ヒデです。
2019年8月末にドイツに行った際に、フランクフルト空港からライン川を観光船で下りケルンに行きましたので、レポートしたいと思います。
今回はまずライン川観光船の乗り場までの移動について。
Part 2 ~KDライン観光船のおススメの乗船区間、DB Navigatorの使い方~
もくじ
フランクフルト空港からリューデスハイムへ
フランクフルト駅で切符の購入に苦労する
日本からフランクフルト空港へ飛行機で移動し、その足でライン川観光に向かいました。
まず、フランクフルト空港がなんせでかい!
私は第2ターミナルに到着したため、ここから第1ターミナルにまずバスで移動する必要があります。
無料のバスで、約10分で第1ターミナルに到着しました。
そこから鉄道に乗るのですが、ややこしいのは、フランクフルト空港に鉄道の駅が2つあります。
1つは長距離鉄道用の列車の駅(Fernbahnhof)、もう1つはローカル線の駅(Regionalbahnhof)です。
両方についている『bahnhof』とはドイツ語で鉄道の駅を意味します。
『Fern』がドイツ語で『遠く』の意味、『Reigional』がドイツ語で『地域の』の意味があるようです。
ですから、他の大都市を結ぶような(日本でいう新幹線みたいな)鉄道が停まるのがFernbahnhofで、いわゆる在来線が停まるのがRegionalbahnhofです。
ライン川の観光に出るにはいろんなルートがあるのですが、今回は在来線を使ってまず『リューデスハイム(Rüdesheim)駅』を目指します。
Regionalbahnhofは、第1ターミナルを出てすぐの地下に走っています。
ここで切符を購入するのですが、かなり苦労したので、まずそこから。
第1ターミナルの階から2つエスカレーターで降りたところに、多くの券売機が並んでいます。
大きく分けると赤と緑の券売機があります。
どれやねん?という感じですが、緑のほうを使います。
最初に言語を選びますが、少しでもわかりやすいように英語を選びます。画面下のイギリスの国旗を選ぶと英語になります
とはいえ、駅名はドイツ語ですが…(;´Д`)
続いて、画面右上に『Place name』というボタンがあるので、これを選んで駅名を入力します。
すると、このようなキーボードが現れます。
ここで私が苦労したのは、ドイツ語特有の文字、「ü」でした。ウムラウトと呼ばれる点々が文字の上についています。
最初、『rud…』と入力するのですが、全く候補にRüdesheimが挙がってきません。
ここで私は、(あれ?この券売機では買えないのかな…?)とウロウロしてしまいました。
結局、近くの方に尋ねて、解決したのですが…。
「ü」と「u」は全く別の文字なんですね。日本語でいうところの「お」と「を」みたいな…。
良くキーボードを見ると、右端にちゃんと「ü」がありますね。
そこで、『rüd』と入力すると、ようやくRüdesheimが候補に挙がってきましたので、それを押します。
すると、大人か子供か、片道か往復かを聞いてきます。私は1人でしたので、大人1人の片道を選択します。
ちなみに、『One way ticket』が片道で、『To and fro journey』が往復になります。
しかし、これで終わりかと思ったのですが、次にまた選択肢が表示されます。
この意味が後で路線図を見てようやくわかりました。
フランクフルト空港のRegionalbahnhofが赤の四角で囲った場所です。
ここから左の黄色で囲った駅がRüdesheimで、ここを目指すわけです。
路線図を見てもらうと、途中のWiesbaden Hbf駅で乗り換える必要があることはわかっていただけるかと思います。
ちなみに、この『Hbf』は『Hauptbahnhof』の略で、中央駅の意味です。
さて、券売機に提示される選択肢は、右の水色で囲ったFrankfurt Hbf(フランクフルト中央駅)を経由するかどうかです。
もちろん、経由したほうが距離が長くなり値段も高いので、経由しないほう(一番安いもの)を選びます。
フランクフルト中央駅を介しても、到着が早くなるわけでもなく、日本ではこんな選択肢は最初から出ませんよね…。(-。-)y-゜゜゜
最後に書かれている金額を払うと発券されます。
切符を購入するだけでも一苦労でした…。
※ちなみに、フランクフルト中央駅からは、RB10という路線1本で約1時間10分でRüdesheimに行くことができます。このRB10はWiesbaden Hbfで乗り換える列車と同じものです。
ドイツの鉄道には改札がない
さて、ようやく鉄道に乗るのですが、なんとドイツには改札がありません。
切符買う意味は?と思われるかもしれませんが、時々日本でいう検札が回ってきます。
きちんと買っておかないと、後々面倒なことに巻き込まれるので、きちんと購入して乗るようにしましょう!
まず『S8』か『S9』に乗り、Wiesbaden Hbfを目指す 約40分
今回はまず、『S8』か『S9』という路線でWiesbaden Hbfを目指します。
フランクフルト中央駅とは逆向きですので、人の流れに惑わされないようにしてください。
Wiesbaden Hbfは終点ですので、Wiesbaden Hbf行に乗れば問題ないのですが、ドイツはここもわかりにくい。
掲示板を見ても、鉄道に乗ってからも間違えていないか不安になります…。
なんせ、アナウンスはドイツ語で、全く聞き取れませんでした。
ちなみに、フランクフルト空港駅からWiesbaden Hbfまでは約40分です。
S9の路線のほうがS8より約5分早く着きます。
Wiesbaden Hbfはかなり大きな駅
終点のWiesbaden Hbfは中央駅という名前の通り、かなり大きな駅でした。
ホームも10個ほどあったでしょうか。
(今回私は写真を撮るために駅の外に出ていますが、乗り換えは並びのホームなのでご注意を。)
ここで乗り換えになるのですが、Rüdesheimへの列車は1時間に1本しかありません。
下のような電光掲示板があるので、こちらで時間を確認してください。
上から5段目に11:33発のRB10という路線で、1番ホームに来ますと案内されています。
ちなみに『Über』は横にviaと書いてある通り、経由地を表します。そこに今回の目的地Rüdesheimが書いてありますね。
そして『Ziel』が行き先、『Gleis』がホーム(〇番線)という意味です。
このWiesbaden Hbfにはたくさんの売店や飲食店、スーパーもあります。
この駅ででかいスーツケースを持って、写真を撮りながらウロウロしていると、変なおじさんが後ろからついてきました…。ご注意を。
Rüdesheimは小さな田舎駅 Wiesbaden Hbfから約30分
ようやく入ってきた列車に乗り、Wiesbaden Hbfを出発し、Rüdesheimまでは約30分ほどで到着します。
各駅のホームに大きく駅名が書いてあるので、それを見ながら、乗り過ごさないようにRüdesheimで降りてください。
私が行った日は日曜日ということもあり、多くの乗客が一緒に降りました。
ちなみに、降りるときはこの写真の左にあるようなボタンを押さないとドアが開きませんのでご注意を。
1時間に1本の路線なので、駅も小さくて静かです。
もちろん、このRüdesheim駅にも改札はありませんし、駅員さんも見かけませんでした。
Wiesbaden HbfからKDライン川観光船の乗り場までは歩いて約10分
駅を出て右に行くと、商店やレストランが並ぶ街並みになります。
この町はワインが特産とのことで、多くのぶどう畑が広がっており、古い教会もあるのどかな街です。
ライン川沿いに約10分弱まっすぐ歩いたところにKDライン川観光船の乗り場があります。
リューデスハイムの観光船乗り場
このライン川観光船は1日にだいたい5往復しかしておらず、乗船時間が近づかないと、窓口にも誰もいません。
私も12時過ぎに到着したため、窓口にはこのようなはり紙が貼ってありました。
仕方なく13時まで街中を散歩…したいのですが、大通りから少しでも横の道に入れば、どの道もヨーロッパ特有の石畳。
でかいスーツケースをひっぱりながらは、とてもではないですが歩けません。
仕方なく大通り沿いののレストランでランチにしました。
13時に乗り場に戻ると、窓口にお姉さんがおられ、チケットを購入。
※観光船の乗船区間の決め方はこちらを参考に
といっても船の出発は14:15とまだ1時間以上あります。
英語で「どこかこのデカいスーツケースを預けれるところはない?」と聞いたところ、お姉さんは「ここで預かってあげるよ。でも14時には戻ってきてね。」と。
やさしさに感謝し、スーツケースを預けてようやく街中を散歩したのでした。
こちらの記事も参考にしてください → 関空からヨーロッパへの旅行はキャセイパシフィック航空で香港トランジットという選択肢も一考する価値あり!
ところで、フランクフルト空港にRIMOWAの限定モデルのスーツケースが売られているのをご存知ですか? こちらの記事に詳しいことが書かれています。
⇒ドイツのフランクフルト空港で、限定モデルのRIMOWAスーツケースを買ってきた
次回からはライン川観光船について詳しく書きますね。 ⇒ Part 2 ~KDライン観光船のおススメの乗船区間、DB Navigatorの使い方~
では、みなさん、今日も元気にお過ごしください!